ラピュタに人がいない10の理由は?なぜ滅んだのか原因を徹底考察!

空を飛ぶ船 映画

映画『天空の城ラピュタ』の印象的なオープニングは、ラピュタ帝国の成り立ちから衰退までが描かれています。

劇中ではすでに滅んでしまったラピュタ帝国ですが、その理由は疫病が蔓延し、免疫力が下がった人々が次々に亡くなり、時の王が地上に戻ることに決めたからです。

しかし疫病が流行ったことだけが、ラピュタから人がいなくなる理由になるのでしょうか?

人がいない理由、滅んだ原因は他にもあったのかもしれません。

今回は高い科学力で栄華を極めたラピュタ帝国に人がいない理由と、帝国が滅んだ原因を調査してみたいと思います。

ラピュタに人がいない10の理由は?なぜ滅んだのか原因を徹底考察!

箱舟を造る人を描く宗教画

かつて栄華を極めたラピュタ帝国ですが、どうして誰もいないのでしょうか?

人がいない理由とラピュタ帝国が滅んだ原因を考察していきたいと思います。

疫病からの免疫力低下

小説版では天空にあがってから奇病が蔓延し、結局地上に降りることになった理由が記載されています。

公式でもある通り、国家滅亡のもっとも大きい原因ではないでしょうか?

地上に降りると免疫力が上がるから地上に逃げたというより、かろうじて生き残るだけの強い免疫力を持った人たちが、命からがら地上に逃げてきたという印象を受けます。

無菌過ぎて免疫力が低くなったという説もあります。

もしかしたら、ラピュタの人たちは雑菌に触れないために、アレルギー体質の人が多かったかもしれませんね。

科学力に頼りすぎた

高度な科学力に大いに頼る国家でしたが、滅亡してしまったということは、細かな原因は数あれど正しい在り方ではなかったということでしょう。

動力源不明で耐久年数は長く、丈夫で壊れないロボット兵。

こんなロボット兵が、警備用、設備用、作中には出てきませんが医療用まで存在したようですから、人間は怠けて生物として弱っても不思議ではないですね。

核兵器レベルの武器に、無尽蔵のエネルギー、便利でクリーンで快適な世界。

天敵がいないと生物として能力が低下するといいますが、ラピュタ人たちはまさにこれに当てはまるのではないでしょうか?

人口減少

文明が発達すると子供が増えにくくなるというのは、どこかで聞いたことがあります。

人口減少はラピュタの衰退の原因のひとつとして数えられそうです。

科学技術の発達から生命力が弱まり、その影響で繁殖力が弱まったラピュタの人々の間に、疫病が流行ったのではないかというご意見です。

そうすると人口は激減し、滅亡につながる一因になるかと思います。

ただでさえ国土が限られていたラピュタですから、人口密度が高まることは避けていたかもしれません。

人口の増減はある程度操作されていて、もしかしたら予想外の疫病蔓延で国家の体裁が保てなくなるほど減ってしまった。

または、今いる国民たちで恩恵を享受したほうが良いという結論に達し、高い文明を誇ったラピュタ人は長寿とか不老不死の研究に舵をきって国の総人口を制限。

そのタイミングで未知の病が蔓延すれば、対策する準備がなく、劇的な人口減少ということも十分起こりえるかと想像します。

いくつも理由は考えられますが、人口が減るというのは、国家として痛烈なダメージにつながるのではないでしょうか?

飛行石が人体に有害

飛行石が有害だというご意見もありました。

だとすると、ラピュタの人たちは緩やかに生命力が弱まっていたということにも納得できます。

自然界にも放射線物質は多く存在しますが、飛行石は強すぎる放射線を含んでいたのかもしれません。

何かしらの養分を吸ってるように見えていましたが、言われてみると保身作用の働きもあったようにも見えます。

あるいは成長を促進させるということは、老化を早めるとも言い換えられますね。

身近にあってはやはり有害な副作用もあったかもしれません。

栄養不足(栄養失調)

豊かな生活を送っていたがために、かえって栄養が偏り、贅沢病ともいわれる脚気を患うようになった国民が多数というのもありそうです。

鳥や動物の姿は劇中でも確認できましたが、いくら浮遊島がいくつもあったとしても牧畜は難しいのではないかという気もします。

「ゴンドアの谷の歌」の歌詞の内容に鑑みると、やはりラピュタでは農業がうまくいっていなかったように感じます。

土壌汚染

天空島の限られた国土では自然浄化ではまず追い付かないだろうし、発達した科学でどれだけフォローできていたかは謎です。

栄えた文明とはいえ、化学たい肥だけでは偏った農作物しか収穫できず、栄養が偏り、免疫力低下の一因になっていたかもしれません。

地上と違って、天空島はかなりの工夫と技術がなければ、さまざまな理由で土壌が汚染されてしまうのでしょう。

映画では美しいラピュタ城の光景ですが、他の浮島については描かれていません。

科学力で浄化が間に合わず、土壌汚染が広がったことにより、国が亡ぶ理由の一因となったのではないでしょうか?

地上からの反乱勢力

強大な武力で威圧し、独裁国家として地上を支配していたとしたら、反旗を翻されても不思議ではありません。

飛行石の採掘に奴隷制度を用いていたとしたら、地上からの反乱は可能性が高いといえるでしょう。

ラピュタ帝国が地上の人たちを弾圧していたとしたら、疫病が流行った瞬間がチャンスと反乱を起こそうとする人たちもいそうですね。

滅亡の一因にはなりそうです。

内部抗争

内部分裂で2派に分かれ、徐々にどちらの派閥も勢力を弱めていったというところでしょうか?

内部分裂後の対策としてのバルスだったという考え。

そうなるともう地上に降りた方の派閥は、ラピュタはもう滅んだ国という意識だったのでしょうね。

疫病が流行ったあたりから、独裁国家反対派が声を大きくして、派閥に分かれていそうな感じもします。

これまでのやり方に反対する人々が増えて内部抗争につながれば、滅びの一因に数えられますね。

高高度に耐えられなかった

もし先で書いたような内乱や反乱のようなことがあれば、こういう事故が起こることもありますよね。

保護設備があったとしても、急速に気温が下がるなどすれば、人間は耐えられなくなります。

ラピュタで生まれた人たちは、もともと高山病にはかからなかったのかもしれませんが、それでも地上で生まれた生物には変わりないので、酸素不足や身体的ストレスが、祖先から代々蓄積し、生命力の低下につながる可能性は高いでしょう。

滅んだ原因のひとつとして考えていいと思います。

安全管理が甘かった

すばらしい設備と科学力を誇っていても、利用する人々の能力を想定していなかったら意味がないというご意見。

会社の運用フローのようですが、国家でも同じことが言えますね。

話の流れから緊急時でないと王族の人間が帰還することはありえないので、セキュリティの設定ミスと言えなくもないかもしれません。

現代の人間からみると、ラピュタのセキュリティは甘いと言わざるを得ないのかもしれません。

もはや魔法と区別がつかないレベルの科学と言われるラピュタの技術ですが、運用するのは人間なので、そこがセキュリティの穴になってもしょうがありません。

さて、さすがに名作と言われる人気作だけあって、たくさんの意見がありました。

ここまででネットでの意見をまとめていきましょう!

ラピュタに人がいない10の理由は?なぜ滅んだのか原因を徹底考察!のまとめ

夕暮れの空と手

高度な文明を築き、地上をも支配したラピュタ帝国でしたが、どうして人がいなくなってしまったのでしょうか?

滅んだ理由について調査しましたが、ネットでの予想は以下の通りです。

  • 疫病からの免疫力低下
  • 科学力に頼りすぎた
  • 国家として成り立たないほどの人口減少
  • 飛行石が人体に有害
  • 栄養不足
  • 土壌汚染
  • 地上からの反乱勢力による攻撃
  • 内部抗争
  • 高高度に耐えられない
  • 安全管理が甘かった

無敵に見えたラピュタ帝国ですが、意外に技術だけでは解決できない運用面の甘さだけではなく、人間は自然と切り離されては生きていけないということを実感させられる事例も多く挙げられています。

ラピュタはエンターテインメントとして素晴らしい作品ですが、こういったことを踏まえてみると、いろんなことを考えさせられる作品でもありますね!

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