『ショーシャンクの空に』は日本で1995年に公開されて以来、高い評価を受け、舞台化もされました。
現在では地上波での放映や、動画配信サイトでも気軽に観ることができる作品です。
ただ公開当時は興行成績が悪かったり、アカデミー賞受賞を逃すなど、なかなか不遇な作品でもありました。
そんな『ショーシャンクの空に』ですが、最近は気持ち悪いや、後味が悪いなどネガティブな意見も見受けられるようです。
今回はこの気持ち悪いや、後味が悪いと感じる理由を検証していきたいと思います!
ショーシャンクの空にが気持ち悪いと感じる理由!後味悪いという声も!
上映当時はかなり高評価だった『ショーシャンクの空に』ですが、気持ち悪いといわれる理由は何でしょうか?
また、どんなところが後味が悪いという印象を与えてしまうのでしょうか?
ショーシャンクの空にが気持ち悪いと感じる理由!
『ショーシャンクの空に』は、スティーヴン・キングさん原作の刑務所を舞台としたストーリーです。
当時の予告編はこちらになります。
では、こちらを鑑賞した人たちの意見を見ていきましょう。
ショーシャンクの空に
うちが生まれた年の映画を観た。
泣ける系なんかなー思て観てたら
なんか違った(笑)
めっちゃいい映画なんやけどなー、
なんなんやろ、この感じ🙄
すっきりしすぎて逆に気持ち悪い🙄— mami (@mami_mori) May 8, 2017
きれいに起承転結のまとまったストーリーですよね。
あまりにも最後がうまくいきすぎて、気持ち悪いという印象を与えてしまってるのでしょうか?
私も『ショーシャンクの空に』を好きな人が多いのが理解できません。ご都合主義の作品に思えて。ハッピーエンドなラストも気持ち悪いし・・・
— ふじまる (@fujimaru79catsk) February 15, 2020
20年かけて刑務所の壁を掘ったり、下水道の水道管を石で破壊したり、さらには460メートルの下水道内移動はちょっと無茶な気もします。
こういう脱獄方法での成功や脱獄後のお金の入手の仕方を見ると、そんなにうまくいくのかなと思うところもありますね。
@wataru_san 『ショーシャンクの空に』は好きですが、過大評価されていますよね。例えば、『ファニーゲーム』を「気持ち悪い」と批判するのがokならば、『ショーシャンク』を「きれいごとすぎる」と批判するのも許されるはずです。
— ジェレミー (@IRONS919) March 29, 2012
希望を捨てないことというテーマもあったので、観る人によってはちょっと耐えられないくらいにきれいごとに感じるかもしれません。
このほかにも主人公であるアンディ・デュフレーンが本当に冤罪であったのかという疑問。
それに映画本編のモノローグがエリス・ボイド・“レッド”・レディング視点であることから、物語の全体の雰囲気がアンディ・デュフレーンに偏向しているところが気持ち悪いという感想。
また、アンディ・デュフレーンが脱獄と刑務所長の不正貯蓄を着服したことで真の犯罪者になってしまった、そのことを棚上げされ美化しているところが気持ちが悪いという意見もありました。
そして、気持ち悪いのほかに、後味が悪いという感想を述べている方もいました。
ショーシャンクの空に対して後味悪いという声も!
後味が悪いという感想についてもチェックしていきましょう。
ショーシャンクの空に、グリーンマイル、ミスト作ってる人なのか…凄いな。皆後味悪い良い映画ばっかりだ
— 穂波てす (@testesmyland) September 3, 2011
『ミスト』は、ホラー映画に分類されていますが、『ショーシャンクの空に』はホラー映画並みの後味の悪さを与えているようです。
「ミスト」見てた。見終えた後の虚脱感というかぐったりした感じが好きで後味の悪い映画はよく見るんだけど、これはちょっと久々にクるなあ…もう笑うしかないやって感じで最高に後味悪い。制作側の悪意すら感じる…と思ったら監督は「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」の人でなぜだか納得した
— もっち (@kashiwa_mocchi) October 16, 2010
個人的にもスティーヴン・キングさんの名前を見ると、怖いか後味が悪いものかも?と、身構えてしまいますね。
評価高くて口コミ大絶賛
気になってた
ショーシャンクの空に観た後に爽快
という感想を良く目にしたので
ウキウキで観たけど
私には後味悪い映画だったでも、モーガン・フリーマン出てるから
最後まで観られた— あき (@aki_flamingo) February 10, 2019
作品の内容がどうであるかより、モーガン・フリーマンさんが出ていることによって、映画を最後まで鑑賞させたというのは考えようによってはすごいです。
ただ、作品の与える後味の悪さはどうしてもぬぐえないものですね。
私も『ショーシャンクの空に』を観賞したときに、数か所ほど後味が悪いなと思うシーンがありました。
そのひとつが仮出所したブルックス老人が刑務所の外の世界について行けず自殺するシーンです。
現実にあり得ることだと思いながらも、後味が悪いなと思いながら鑑賞していました。
ショーシャンクの空にが気持ち悪いと感じる理由!後味悪いという声も!のまとめ
『ショーシャンクの空に』を気持ち悪い、後味が悪いと感じた方たちの多くは、アンディ・デュフレーンが本当に冤罪なのか否かがはっきりしていないことや、結末が勧善懲悪な展開なら法を犯してもいいのかという倫理観の問題でモヤっとしているようです。
主人公のアンディ・デュフレーンか、エリス・ボイド・“レッド”・レディングに感情移入しているといい映画だなと思えるのですが、視点を変えるとまた違ったものが見えてきますね。
みなさんもぜひ『ショーシャンクの空に』を鑑賞して、ご自身の答えを見つけ出してください!
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