『耳をすませば』は、1995年に制作されてから地上波で頻繁に放送され、近年では実写映画化されるほど、たくさんの人たちの心を掴んでいます。
ジブリ映画の中でも『耳をすませば』が最高にエモいという感想をネットではよく見かけますが、本作品の魅力は何なのでしょうか?
どういったところに視聴者は魅了され、エモいと感じているのか気になりますよね?
そこで、視聴者が感じているエモいシーン8選をご紹介します。
耳をすませばのエモいシーン8選!視聴者が感じている理由もご紹介!
『耳をすませば』の人気を博しているエモいシーンを8選をご紹介します。
雫が図書カードを見て聖司の存在に気づくシーン
『耳をすませば』の好きなところは、図書室で借りた本の図書カードから自分と同じ本を読んでる見たこともない天沢聖司という人物の事が気になるって設定。なんか、その気持ち分かる気がする。 pic.twitter.com/lGL6hQbQLV
— トモヤミ@映画好き夫婦 (@yauyu_tomoyami) August 12, 2020
これは、以前から雫のことを気になっている聖司の作戦で、自分のことを知ってほしいという一心で図書カードに自分の名前を残していました。
この回りくどいアピールの仕方がエモいと感じる人もいるようです。
【耳をすませば】
天沢聖司が「図書カードに名前書くため、ずいぶん本読んだんだから」という行動に対して「わざわざ読まなくても、書くだけでも良かったのでは!?」という意見がありそうだけど、読んでおかないと、もしその本について雫に聞かれたら答えられないから読んだんだ!
すごいぜ、聖司!— チャラ男番長 (@charao_bancyo) January 12, 2019
本が好きな雫と仲良くなるための努力とはいえ、涙ぐましいですね!
学部の頃、自分が興味を持ったこと、何を調べても、必ず先行研究で名前を見る先生がいて、本を読む度に図書カードで「天沢聖司」という名前を見る『耳をすませば』の雫ちゃんの気分だった。自分が調べようとしたこと、読もうとした本に興味を持っている人の存在は、かなりときめく。
— ちゅん (@coeos_) June 14, 2018
自分と同じことに興味を持っている人には関心が向くものです。
結果的には聖司の作戦は大成功で、視聴者も心惹かれるシーンだったようです!
カントリーロードの歌詞をからかう聖司に雫が「嫌な奴」と怒るシーン
このもとになったのは、ジブリ映画耳をすませばのカントリーロード。月島雫が英語の歌詞を和訳するのですが、劇中には、冗談で作った「コンクリートロード」も。それを、密かに雫を好きな高橋一生が演じる天沢聖司がからかう、という青春の一コマです。#ラグビー日本代表 #RWC2019 #ビクトリーロード https://t.co/ZJSHT8V17e
— pirorinchan ITマーケティング (@pirorinchan1) October 13, 2019
好きな子をからかってしまうという、まさに青春の一コマ。
中学生ならではのエモいシチュエーションです。
耳をすませばみたいな
青春したかった…!!(´;ω;`)
嫌な奴、嫌な奴!!って言って
最終的には好きになるとか
夢見たわ…— ゆゆ (@satoupan_) July 25, 2022
最終的に好きになるという点がエモいですね。
現実では、嫌いから好きになることは少ないでしょう。
せめて、映画で夢をみたいという願いでしょうか?
耳をすませば楽しみ
先回りして本をよんで名前の印象のこす
嫌な奴を演じて印象残す
カントリーロードはバイオリンで練習済
家の前の外で待ち伏せ٩( ᐛ )و ゴーゴー天沢聖司
— ファス姉 (@gurabluefas) August 19, 2022
個人的には、聖司はまだまだ中学生だから素直になれないだけかと思っていました。
しかし、図書カードに自分の名前を淡々と残して、雫に自分の存在をアピールしたことを考えると、わざと突っかかって嫌な奴を演じた可能性があります。
嫌な奴から気になる人になるのは少女漫画の定番の一つなので、エモい展開といっていいのではないでしょうか?
⻯也の神社での告白シーン
「耳をすませば」で杉村が雫に告白して振られるこのシーンの原画を担当した笹木信作さんは
「振られる杉村に尊敬を持ったせようと」と言う思いで描いたらしいです
その思いは観客全員に届いたはずです pic.twitter.com/kDW0gYdaFn— たけやま (@4j24Wq9rvttxcCX) October 29, 2021
不器用な野球少年の⻯也が、実は雫を好きだったということがわかるシーンです。
振られる側に尊敬を持たせようと工夫されたシーンは、たくさんの人に⻯也を応援させました。
三角関係に胸を躍らす視聴者も多かったようですね!
今日は『耳をすませば』(1995年)の公開日ですが、宮崎駿監督の絵コンテを見ると杉村が雫に告白するシーンでは「いけ杉村!いっちまえ!押せっ押せっ」とかメッチャ応援してるし、フラれて傷つく場面でマンガチックな心象シーン(包丁が刺さる)まで描いてあったり、杉村に対する思い入れがすごいw pic.twitter.com/boiobJ4E1g
— タイプ・あ~る (@hitasuraeiga) July 15, 2020
宮崎駿監督も⻯也には思い入れがあった様子です。
ジブリ映画 “耳をすませば” の聖地巡礼してきました。杉村くんの名シーン、神社告白の場所が一番胸が高鳴ったなぁ。また(まだまだ)耳すまツイートします☺️ pic.twitter.com/Y2q37ku6Rw
— 7(8/19 青山Rizm) (@nanaco_minami7) March 28, 2021
こちらは、聖司より⻯也の告白シーンの方がドキドキしたというご意見。
よく考えたら聖司は告白通り越してプロポーズまで行ってしまうので、正統派な竜也の告白シーンにときめく人もいるでしょう。
工房でおじいさんたちとの合奏シーン
#今日は何の日
本日3月31日はアニメーターの故・近藤喜文さんのお誕生日です。
初監督作品「耳をすませば」は、地下工房でのカントリーロードの合奏シーンが好きです(・∀・)#ジブリ #耳をすませば pic.twitter.com/JwtPLz1snv— たいむましん& MTG専門「MAGIC LABORATORY」 (@Time_Machine_Go) March 31, 2021
工房での合奏シーンは、センスがあって素敵でしたね!
俺が「耳をすませば」で好きなのはみんなで合奏するシーンなんだよね🎻 pic.twitter.com/UrCWeWZ0S6
— 春うらら (イラスト初心者) (@HaruYukarin) September 1, 2021
告白シーンや他の人気あるシーンよりも、こちらの方が良いという人もいますね。
この合奏シーンは、出てくるキャラクターがみんな演奏を楽しんでいて、観ていてワクワクするので、私も個人的には大好きです。
「耳をすませば」の楽しいシーン。自然に合奏が始まる感じか好きだ。 pic.twitter.com/xHX15oUfdn
— BAY (@Amo_il_cello) January 11, 2019
楽器を演奏できるおじいちゃんたちが少しずつ演奏に混ざる感じがアーティストっぽく、まさにエモいの一言です。
雫が両親と将来について話すシーン
No.277 【人と違う生き方‼️】
◎アニメ(耳をすませば)のセリフ
『自分の信じる通り、やってごらん。でもなあ、人と違う生き方は、それなりにしんどいぞ。何が起きても、誰のせいにもできないからね』
娘が受験勉強より、小説を書く事に夢中になっている時に親父から娘への愛の言葉である❗
— 西南学院大学野球部監督 東和樹 (@wakuwakuseinan) July 22, 2019
お父さんから、勉強そっちのけで小説を書いていた雫への言葉は愛情にあふれています。
「自分の信じる通りやってごらん。でもな、人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。何が起きても誰のせいにもできないからね」映画『耳をすませば』でお父さんが雫にかけた言葉。なんでこんな茨の道を選んじゃったんだろうって時々思うけど、その度に気づく。あの日の自分を正解にできるのは自分だけだ
— 渡辺☆絵里奈|書籍編集者・ブックライター (@ysk2er11na) July 25, 2022
お父さんが雫に向けた言葉だったのですが、多くの人の背中を押す言葉だったようです。
眠る時間も食事も何もかも犠牲にして自分を試すことに全力を尽くす雫かっこいい。
お父さんの「自分の信じる通りやってごらん。でもな、人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。」って台詞すごい好きなんだよなぁ。
雫と同じ歳のときに耳をすませば見て進路決めたっけな。
— 塩入若葉 (@shioiriwakaba) February 9, 2020
寝食を忘れて没頭する雫に視聴者はエールを送るかもしれませんが、親としては心配なはずです。
それでも、雫のやりたいことを応援したお父さんのシーンは、エモいですね!
雫が小説を地球屋おじいさんに見せるシーン
今夜は、耳をすませばですね〜🐈♫雫が地球屋のお爺さんに小説を見せるシーン、いつもここに胸を打たれます…。一緒に泣きます…。(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
✈︎風たちぬや耳をすませばの、環境や時代に嘆かず、相手や仲間に向きあって、影響されて、自らの能力を伸ばす努力をしている話…すきだぁーーー!— ゆいくまこ (@kumakoyui) January 11, 2019
努力したけど、いろんなことが足りなかったと泣く雫には同情を誘います。
『耳をすませば』 雫ちゃんが小説を書いて見せるまでのエピソードがすごく好きなんだけど、ちゃんと本気で、手を抜かずにつくったものが頭の中にあった時よりも輝きを失っていたり、とても拙かったりする。そう言うことを肌で知っている人が好きだなと思う
— 灯 トケユキ (@tomoritokeyuki) April 12, 2022
何もないところから何かを作り出す苦労を知る人たちは、雫の苦悩に共感しているようです。
耳をすませばの雫が聖司くんのおじいさんに自分で書いた小説を見せるシーンは何度見ても貰い泣きしてしまう……ああ~わかるな~って思う
— 奏 (@kanade_kuze) January 11, 2019
こちらも雫に共感して、もらい泣きしてしまうとのコメントです。
このシーンは将来に悩む人や、創作活動をする人たちからの共感でエモいと思われるようです。
聖司と雫が自転車で坂を登るシーン
耳をすませば
初めてちゃんと観たけど、めっちゃ面白かった。序盤、図書館への道中の街の景色だけでワクワクするし、終盤の自転車で坂を登るシーンは2人の想いが溢れてて非常にエモい。あと音楽仲間のお爺様たちカッコよすぎ。ああなりたいわね。— やまもす (@yamamosu89) August 25, 2021
2人で協力して坂を登っていくシーンはかわいかったですね。
雫を乗せて一気に登りたかったであろう聖司と、自分だって力になりたいという雫の姿は、微笑ましいものがありました。
紅の豚―重い過去を表に出さないポルコの生き様とそれを支える人々のぬくもり。狸合戦ぽんぽこ―人間に森林破壊をやめさせるために必死になる狸たち。でも「狸道」を守るその天晴れさ。耳をすませば―「ただ荷物になりたくない」と坂道で自転車を後ろから押す彼女のひたむきさと大人顔負けの深い愛。
— 💫T.Katsumi📢 (@tkatsumi06j) September 7, 2010
好きな人の力になりたいと思う雫の健気さには感動しますね。
小説を書いているひたむきな姿も含めて、雫の在り方はエモいと感じる人も少なくないと思います。
「男のほうが面白いことを言って女の人を笑わせたいんだ!!」っていうことも良く聞いたけど、「私だって笑わせたい!!!!」「好きな人の笑顔が見たい!!!」みたいなことだってあるじゃん…。その点で、耳をすませばの自転車押すシーンは最高。(何の話だ。)
— Haru Negami (@haru_negami) September 4, 2019
性別関係なく、お互いを支え合えるつながりを持ちたいと思っている人たちに、このシーンが心に刺さるようですね!
聖司の告白シーン
『耳をすませば』
女の子なら誰でも憧れる、感動の聖司の告白シーン。
『雫、、、大好きだ!!!!!』カントリーロ〜、テイクミホ〜〜ム♪ pic.twitter.com/HoaCK5vR5q— Shun-Falcon@ (@shunrock89) October 23, 2016
竜也は時の流れで告白することになった感じがありますが、聖司の告白は「告白するぞ!」と決めて、ストレートに告白したという印象でした。
回りくどいアプローチから入った聖司は、もっとも大事なところで堂々と告白した姿にあこがれて、エモいシーンとしてあげられています。
⇒皆さんの推しジブリ作品気になるな。わたしは最終的には『耳をすませば』なんですけど。図書館通いしてたのもあって雫ちゃんに心寄せまくりだったし。聖司くんが早朝に坂道爆走してからの告白シーンが好き過ぎて。ひとりで真似して自転車ごと溝に落ちたくらいには傾倒してたよ……憧れの末路。
— 禅也【ドみ🎁企画固定】🍻🏄♀️🐠🍹✨ (@sizukanari55) August 12, 2022
真似をしてしまうくらい好きなシーンというご意見も。
聖地巡礼をしているという報告も多く見られますので、多分、言わないだけで多くの人が真似しているんじゃないかなと思います。
映画『耳をすませば』では, 多摩川から昇る朝日を見ながら, 聖司が雫に, 一人前のバイオリン職人になったら結婚してほしい, と頼みます. 15 歳です. #film …
— 襖屋石蔵 Ishizo FUSUMAYA (@shz_fsmy) August 16, 2020
中学生の聖司のその真剣さに、年齢を問わず心を動かされますね。
耳をすませば
最後の聖司くん「大好きだ!」の告白に心洗われる⁝(ᵒ̴̶̷᷄൧̑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝#ジブリ pic.twitter.com/9vkss1WlrS— あおい 千隼 (@AOI_CHIHAYA2) February 28, 2018
朝日が昇ることも相まって、個人的には心が浄化されていく気分になります。
聖司の告白シーンは雫と聖司が将来を真面目に考えてきた過程もあり、聖司の告白には恋愛の泥臭さをあまり感じませんでした。
耳をすませばのエモいシーン8選!視聴者が感じている理由もご紹介!のまとめ
『耳をすませば』のエモいシーン8選をご紹介しましたが、ネットの意見を見ていくと次のようになります。
- 雫が図書カードを見て聖司の存在に気づくシーン
- カントリーロードの歌詞をからかう聖司に雫が「嫌な奴」と怒るシーン
- 竜也の神社での告白シーン
- 工房でおじいさんたちとの合奏シーン
- 雫が両親と将来について話すシーン
- 雫が小説を地球屋のおじいさんに見せるシーン
- 聖司と雫が自転車で坂を登るシーン
- 聖司の告白シーン
たくさんのエモいシーンがある『耳をすませば』は、青春映画は好きだけど、まだ観ていないという方にはぜひおすすめしたい映画です!
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